6/21 夏至を想う『月茶会』 by 藤岡香里

選択課目 2H対象
夏至を想う『月茶会』
担当講師:藤岡香里

夏至の日に、清らかな禅寺本堂で、特別な潤いのひとときを過ごしませんか?
太陽の動きを基にした暦・二十四節気と、月や星のムーヴメントを眺めつつ、大いなる天体の変化の影響のもとに構築されたバイオダイナミック農法で育ったハーブ。ヨーガに親しんでいるみなさんには、アーユルヴェーダのドーシャのバランスを調整する役割がハーブにもあることをご存知でしょう。そんなおだやかに移ろう世界に守られていることを、味覚・嗅覚をはじめすべての五感と全身で感じられるお茶会です。
視覚的にも美しい茶器やお手前、ひとつひとつが驚きの連続なハーブの使い方を見て、 ハーブティーの枠を超えた新たな楽しみ方を体験できます。
太陽と月のリズムに寄り添う贅沢な時間の案内人は、滋賀の長浜の里山で働き、暮らす茶人の藤岡香里さん。これまでも、インドでアーユルヴェーダを学び、日本では長浜に居を構え農業と自然に寄り添う暮らしをスタート。近年は全国を旅して月茶会を開いてこられましたが、今年はいよいよ、興福禅寺Matangi Yoga and Lifeで、二十四節気の夏至の日の月茶会です。お忙しい農作業の合間に、ご自分とスタッフさんが丁寧につくりあげハーブと、うつくしく手入れされた茶器をお持ちいただけます。
お茶菓子も楽しみのひとつ。季節とドリンクが活きる自然派のおやつをチョイスしてくださいます。この特別な日にぴったりの味わいをご用意します。
月とハーブ、お茶を創り、語るひとをご紹介します。
藤岡香里
Tsuki 主宰/茶人
TSUKI ECOLOGY ディレクター・TSUKI ACADEMY 講師
プロフィール
出産を機に自然療法と出会い、育児や日々の暮らしにおいてアーユルヴェーダや植物療法を実践。インドAyurvedahospital での学びを経て、2016年にその土地の人や文化とともに歩むものづくりをする『Tsuki」を設立。日本、与論島でのプロダクト開発をスタート。生物多様性を守る農作業の中で天体のはたらきを強く感じ始め、バイオダイナミック農法が確かなものであると認識し、実践を深める。自然環境の保全と地域の文化や伝統を繋げ、植物との暮らしのさまざまな提案を行っている。

6月21日(金)夏至の日
於・興福寺(Matangi Yoga School)
10:00~12:30 『月茶会』
12:30~13:30ごろまで 先生を囲んでの『ランチギャザリング』(希望者のみ)
参加費(税込)
『月茶会』:7,000円
『夏至のPlant-based BOXランチ』:テイクアウト 1,200円
『月茶会+Plant-basedランチギャザリング』 8,200円 → 7,900円 (ランチ込)
※ 香里先生の近くでいろんな質問やお話ができるギャザリング、ぜひご参加くださいね。
RYT300対象講座:アーユルヴェーダ選択科目として2H単位取得可能。
バイオダイナミック農法とは?
オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱した有機農法の一種で、 自然界のエネルギーや宇宙のリズム(月や星の動き)を活かして農作物を育てる 方法です。
この農法では、化学肥料や農薬を使用せず、 土壌の生命力を高めるための特別な調合剤 を使ったり、 二十四節気や月の満ち欠けに合わせて種まきや収穫を行う など、自然のサイクルと調和することを大切にしています。
そのため、バイオダイナミック農法で育った作物は、 生命力にあふれ、風味や香りが豊かになる と言われています。
二十四節気(にじゅうしせっき)とは?
一年を太陽の動きに基づいて24の季節に分けた暦 です。古代中国で生まれ、日本の気候や農業にも深く根付いています。春夏秋冬をさらに6つに分け、 立春・春分・夏至・秋分・冬至 などが含まれます。この節気のリズムに合わせて暮らすことで、 自然と調和し、心身のバランスを整える ことができると考えられています。
今回の『月茶会』が開催される 夏至(げし) は、一年で最も昼が長くなる日であり、 太陽のエネルギーが最も強まる時期です。
今回の『月茶会』では、バイオダイナミック農法と二十四節気への思いを抱いて育て摘み取り、やさしい女性たちの手でハンドクラフトされたハーブを使い、 太陽や月の動きとつながる体験をしていただけます。